新作イラストに「シロナガスクジラ」を描きました。
Twitterではその制作過程を流していましたが、コチラのブログ記事にて詳しく書かせていただきます。
また、Twitterの方では「モーメント」としてまとめてますので、合わせてご覧ください♪
https://twitter.com/i/moments/1038338504504225793
シロナガスクジラとは
世界最大の生物です。
大きさで表すと、学校やスポーツクラブにある25mプールの大きさと思っていただけたら。
それぐらい大きい生物なのです。
今年、神奈川県の茅ヶ崎方面でシロナガスクジラの赤ちゃんがストランディング(海に打ち上げられた)したのでも話題になっていました。それでも体長は10.52mと大きいです。
https://www.asahi.com/articles/ASL864CQDL86ULOB00F.html
なので水族館では見れるクジラではありません。ウォッチング等で野生で見るしか方法はないですね。
骨格標本や実寸大模型が見れる場所
野生で見るのは難しいですが、骨格標本でなら以下の場所で見ることができますので紹介します。
太地町立くじらの博物館
和歌山県の太地町になる博物館です。ここの骨格標本はノルウェーで捕獲されたメスで、体長が26mもあります。実物も結構大きかったですね。
市立しものせき水族館「海響館」(2020年2月6日訪問)
本州と九州を結ぶ関門海峡の海を舞台にした水塊展示と、日本最大級のペンギン水槽が有名な水族館です。
シロナガスクジラの骨格標本は、館内展示でこのエリアは無料で観覧できます。
骨格標本に関しまして、詳しくは「海響館」のブログ記事をご覧ください。
http://www.kaikyokan.com/h30kyodaitennjibutu/
他にも静岡にある「東海大学海洋科学博物館 海のはくぶつかん」にも展示されていますので、お近くの方はぜひ見に行ってみてください。
では、イラストの方に戻ります。
シロナガスクジラのイラストラフから線のトレースまで
下絵はクロッキー帳に描き、PCにスキャンします。
データをIllustrator(イラストレータ)に写してパス(ペジェ曲線)でトレースしていきます。下絵をなぞりながら描きますが、その時点でも写真や骨格標本を見ながら形を調整していきます。
後にiPadを持つようになってからは下絵をiPadで描いてそのデーターをIllustratorに持っていきます。
彩色していきます
背ビレの位置を調整しました。実物を見たことがない場合は写真もいいですが、骨格標本が結構役に立つこともあります。
下絵のトレースが完成したらある程度の下塗りを加えます。
シロナガスクジラの配色アイデアを決める
今回は「乙女の祈り」というテーマカラーにしました。
色味も、シロナガスクジラは部分部分に白や紺色がクロスしていたり、世界最大級を誇る大きさで、ゆっくりのんびり泳ぐ姿から華やかさをもたせたいということです。
また、絶滅危惧種というのもあり、大事にして上げたい生き物という祈りも込めたイメージをもたせたいとこの配色に決めました。
配色アイデア手帖の紹介
配色アイデア手帖 めくって見つける新しいデザインの本[完全保存版]
ここで万能本と呼ばれる「配色アイデア手帖」を開きます。
配色パターンをここから選び、パレットを作ります。
何度か使いそうならこれをライブラリに登録しておくと便利です♪
ジンベエザメのこの本を使って配色しました。
シロナガスクジラに華を添えて仕上げに入ります
塗っただけだとKinkadesignの海洋生物(うみのいきもの)イラストとしては弱い気がします。
ここに華を添えてあげることで「乙女の祈り」として成り立たせたいと考えます。
この花は「アネモネ」で素材ではなくこちらも作成したものです。色も「乙女の祈り」の色に合わせています。
しかし、花を並べるだけよりも、ここは花びらを散らしてみました。
シロナガスクジラの完成!そして大きい!
完成です。
やはりシロナガスクジラは大きい印象があり、どのイラストよりも大きいものにしたいなと感じました。
シロナガスクジラステッカーは「もふフェス」にて販売しました
シロナガスクジラの新作グッズや、今後のグッズ展開の紹介
※イロワケイルカも出します。次回紹介します。
このシロナガスクジラはアクリルキーホルダーにしてデザインフェスタ48にて販売致します。
また、今後の展開としてはネットショップ様にトートバックやサコッシュなどにしていく予定です。
ご期待ください♪