神戸市立須磨海浜水族園(通称スマスイ )が、2020年3月をもちまして運営が変わります。
また、のちにリニューアルされ新しいスマスイになります。それはもう決定しています。
なので、運営が変わる2020年3月までの大好きなスマスイを紹介します。
須磨海浜水族園(スマスイ )について
神戸の須磨海浜公園にある水族館です。夏は海水浴場として賑わう場所です。
開館はなんと1957年(63年前)で、その時は「神戸市立須磨水族館」という名前でした。
1987年に現在(2020年3月)の建物で開業し、「神戸市立須磨海浜水族園」という名前になりました。
ということは33年目になるんですね。関西ではスマスイが老舗の水族館というもので須磨に住む方に愛される水族館でもあり、私のように大阪から1時間半近く通う強者もいたりします。行くと必ずいるのは近隣の小学校の団体や家族連れの方が多いです。
須磨海浜水族園(スマスイ )の見どころを紹介
本館・大水槽やふれあい広場など
エントランスには大水槽があり、そこにはシロワニ、トラフザメ、ネムリブカ、ネコザメなどのサメの種類やギンガメアジ、ロウニンアジの群れ、ホシエイ、アカエイ、マダラトビエイなどが泳いでいます。
大水槽の前では、冬になるとコタツが用意されているのでここで足を温めて眺めることもできます。また、季節に合わせたイベントもここで開催されています。
屋上は「ふれあい広場」となって、一部のいきものには手を触れることもできます。
また、ここには「桂浜水族館」から来たカリフォルニアアシカがいます。
カピバラ温泉があり、足湯もできます。
万が一タオルを忘れても、おみくじにはオリジナルタオルがついています。
アマゾン館
アマゾン館には、日本で初めてできたアーチ型のチューブトンネルがあります。淡水魚の中でも最も大きなピラルクやアロワナ、ピライーバというナマズの仲間などが泳いています。
他にも、写真には納めていませんが(汗)鮮やかな青い色をしたコバルトヤドクガエルや別の水槽にはピラニアがいます。
歴史を感じた建物の中にダイナミックな生物たちの共存はとても素晴らしいと感じます。
ラッコ館
ラッコは日本で見られる水族館はもう数少なくなってきました。
その中でもスマスイでは長老の2頭のラッコがいます。オスのラッキーとメスの明日香です。
2頭とも長老とはいえものすごく動きも活発で元気なラッコです。
1日に2回、ラッコのお食事タイムがありますが、とても人気で休日にはもうほぼほぼ前の方では見られません。
また、ラッコ水槽の前のガラス面が濁っているのは、以前は貝をそのまま与えていたからということで、現在は貝をむいた状態で食べているとのことです。
ペンギン館
スマスイのペンギンは「マゼランペンギン」という種類を飼育しています。
スマスイは、餌やり体験(有料)からお食事タイム、お散歩ライブとイベントが開催されています。
また、最近ではLINEを使ったAI解説という面白い企画もあります。これは実際にペンギン館に行くととても面白いものが見ることができます。
さかなライブ劇場
テッポウウオ、デンキウナギ、マダコ、イリエワニ、ハリセンボン、ピラニアが餌を食べるためのパフォーマンスをする「さかなライブ」を開催する館です。
1日に3回2種類ずつ飼育員が紹介します。実際に自分が餌になって体験することもできますが、怪我はしないので安心してください。
運良く餌体験ができたらスマスイオリジナルのクリアファイルがもらえます。
体験した人でないともらえない貴重な戦利品です。
世界のさかな館
さかなライブ劇場のから出てすぐ近くにある世界のさかな館には、繁殖を目的にした種類から、進化をテーマにした淡水魚を飼育しています。
そこにはロングノーズガーという淡水魚の1種が、なんと日本最古の長老の個体がいます。
(写真がなくてすみません。。。)
ロングノーズガーの紹介
https://aqua.stardust31.com/ga/ga/longnose-ga.shtml
イルカライブ館
スマスイの名物パフォーマンスのイルカライブは、6頭のイルカによるダイナミックなパフォーマンスとローカルなテーマソングで盛り上がります。
しかも、季節によってテーマを色々と変化したものは何度見ても面白いです。
夏や冬のナイトパフォーマンスにはプロジェクションマッピングを使用した夏祭りやクリスマスの演出も素敵でした♪
ナイトパフォーマンスについては「BlueFiednet」のブログ記事で紹介しています。
シールピース(ゴマフアザラシ)
ゴマフアザラシとふれ合いができるプールです。
200円(現在の値段)でアザラシにタッチができます。週末は予約がないと体験できないみたいです。
ゴマフアザラシは現在5頭います。「スーゴ」「マーゴ」を中心に「コンブ」「ワカメ」そして子供の「メカブ」です。
新しくなる須磨海浜水族園(スマスイ )について
2024年に須磨海岸がリゾート地なることも、スマスイがリニューアルすることも話題になっています。その中で私がnoteで思いを書いている記事がありますのでまずはこちらをご覧ください。
新しくなる須磨海浜水族園(スマスイ)のシャチ導入について、私が思うこと
https://note.com/bluefieldnet/n/ne13c09f64052
スマスイトークイベントに行ってきました
2020年2月24日に開催された「スマスイトークイベント」に参加しました。
昼の部は映画「スマスイ」の上映会、夜は飼育員さんによるぶっちゃけトークです。
映画「スマスイ」を紹介します
この映画は、2024年にリニューアルするスマスイの映像データを残すために作られた映画です。
ストーリーは4人の人物の人生にフォーカスを当てたもので、最終的にみんなスマスイに集まるという流れで、スマスイ館内を巡ります。
映画の出演者は「劇団赤鬼」の俳優さんと、旧飼育教育部長の大鹿達弥さん、スマスイの飼育員さんも出演しています。
上映会終了後は、飼育部長の大鹿さんと映画監督の川浪ナミヲさんによるトークショーです。
映画撮影の裏話から、スマスイへの思いなどがお話されていました。
一部ですが、川波さんのYouTubeチャンネルにて公開されていますのでシェアさせていただきます。
水族館飼育員たちの夜会〜大暴露編〜
ゲストには昼の部でお話していた大鹿さんと、四国水族館の下村実さん(志村動物園やZipに出演していた方)、MBS(関西のTBS系列)の尾嵜豪さんを司会でテーマに沿ってお話していました。
トーク内容は関西にある3大水族館(海遊館・京都水族館・須磨海浜水族園)に関するお話で、四国水族館の下村さんはこの3つの水族館を歩んだ方です。
また、オープン手前の四国水族館に関してのお話もテレビよりも先に聞くことができた内容もありました。
トーク内容に関しましては、結構グレーな部分もありますが、伝えられることを箇条書きにしました。
- 大鹿さんと下村さんの関係
- 水族館を支えていたのは地元の漁師さん
- 漁師さんと上手に付き合う手段は「お酒」
- お2方による飼育員としての失敗談
- 大鹿さんのスマスイ愛
- スライド1枚で結構喋ってた
- 飼育員さんよりも詳しいマニアが存在し、指摘も受ける
- スマスイの飼育員さんは変わった人が多い
- 実は四国水族館の1万匹を指示したのは。。。
本当に作りたい水族館とは
最後に、大鹿さんがスマスイのような水族館で実現させたいものとは、身近にいる生物を集めた、楽しんで学べる水族館と言いました。この言葉にはとても共感が湧きました。
私が海洋生物にハマって、より深めたいと思った時に真っ先に行ったのが関西ではないのですが名古屋港水族館です。
そこからいろいろな水族館い足を運びました。それまではイルカが好きで、イルカを追いかけてたただのひらべったいマニアでしたが、大人になった今でも楽しめる水族館であったことが、特にスマスイで感じることができました。
イベントを通して新しくなるスマスイに関しまして
4月になって新しい運営会社に変わったスマスイに期待したいのが、これまで歩んできたスマスイの形を無駄にして欲しくないということです。もう変わってしまったのもあるけど、署名や近隣住民の方達の意見もたくさんあったと思います。
大鹿さんからのメッセージがYouTubeにアップされていますのでシェアします。
まとめ、大好きな須磨海浜水族園とは
さて、長くなりましたが大好きな須磨海浜水族園の紹介をしてきました。
まとめると、私が大好きな3月までの須磨海浜水族園とは
- 大水槽では様々なイベント(こたつ・プロジェクションマッピングなど)が行われている
- 日本初のトンネル水槽や今では貴重な生物がたくさんいる
- ふれあいイベントは人気があり、週末は混雑する
- イルカライブも何度行っても何度見ても進化している
- 海の環境や生態系の「リアル」を感じることができる
なので、この素晴らしさはトークイベントで大鹿さんが言ってた「楽しんで学べる水族館」だと私は感じました。
あと、情報発信も積極的でエゴサーチから発信方法、そしてピンクのイルカピンキーも大好きです。
もう会えない寂しさはありますが、決して忘れてはいけない。
新しくなるスマスイがどうなるかは私もわかりません。
また、何度も足を運べる新しいスマスイであることを強く願うばかりです。
長くなりましたが皆様が思い出に残るスマスイはどんなことでしたか?
シェアしていただきましたら幸いです。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。