この記事は2026年7月19日(日)・20日(月・祝)に開催される「博物ふぇすてぃばる!12」に出展する
「ガクモンとエンタメ」の内容です。
当日配布するシートに書ききれなかったことを、全部ここに書きます。
博物ふぇすてぃばる!12 「ガクモンとエンタメ」で配るシートの全てです
「ガクモンからエンタメ」とは
博物ふぇすてぃばる!は、出展者も一般参加者もともに知見を広げる場所です。
そのなかの企画のひとつ「ガクモンからエンタメ☆」(通称:ガクタメ)
さまざまな活動をする出展者が自身の学習・研究成果をエンターテイメントとして展示・解説形式で発表する場です。
ちなみに、Kinkadesignはイベント初出展です♪
今回、Kinkadesign(キンカデザイン)が発表するのは、イラストレーターとして積み上げてきた
「”本物”のようなハンドウイルカの描き方」の知識を詰めたシートとこのブログ記事です。
ジョニオ店長???どういうこと???
学術的な観察眼。。。というよりも、みなさんが楽しく、そして絵を描くことを「楽しく、気軽に♪」と考えて
「誰でもイルカが描けるようになる体験」を持って帰ってもらえたら幸いです。

このシートは、2026年7月31日まで
コンビニのネットプリントで出力できるようにしました
ネットプリント番号
ローソン・ファミマ
ユーザー番号:GY2H8YPX85
セブンイレブン
プリント予約番号:T2M86YUN
ダウンロード版もご用意いたしました
近所にコンビニがない。。。印刷行くのめんどくさい。。。
期間内に行くの忘れてた。。。
そんな方には、ダウンロード版も用意しました。
以下のサイトよりダウンロード版を手に入れることも出来ます。
※300円でダウンロードができます。
「イルカっぽい」と「イルカ」はちがう
イルカを描く機会はある(かもしれません)。でも、なぜか「それっぽくならない」。
・魚みたいになる
・サメみたいになる
シャックこれ、イルカ???
なんか違う!
そういう経験をしたことはないでしょうか?
よくある失敗パターン
これらはすべて、技術の問題ではありません。
「どこをどう描くか」を知らないだけです。
逆に言うと、ポイントさえ知っていれば絵が上手じゃなくてもイルカに見える絵が描けます。
イルカを知っている人ほど上手に見える、という逆説がここにあります。
だいじょうぶ♪みんなで絵を楽しく描こう♪
絵を描く前に捨てていい思い込み
ここからは、最近Kinkadesignに仲間入りしたシャチの「シャック」といっしょに紹介していきます。

「絵心ないねん。。。」は関係ない

シャックシャックが描いた絵、みんなに笑われます。。。
なんででしょう??
「うまく描こう」とした瞬間に手が止まります。
ここでやることは「イルカを観察して線を置く」だけ。
ジョニオ店長ただ添えるだけ
「絵心ない」はただの思いこみです(ほんとだよ)
一発で描けなくていい !! 曲線を選ぶ手段もある

シャックそう思っても、なかなかうまくいかない。。。
ぐにゃぐにゃになったり、思った曲線が描けなくて。。。
上手な人って、マーカー1本でササッと描けるイメージありますね。
一発で描ける人も、何本も引いて選ぶ人も、やっていることは同じです。
ジョニオ店長「いい線」を見つけてる。
ただそれだけや
その線を選ぶ目こそが、絵のうまさの正体でした。

ちなみに、イルカちゃん自身も一発描き苦手なので。。。
心配しないでくださいね♪
何本も描いて正解を見つけるタイプです♪
シャックそうなんだ!
じゃぁ、イルカの描き方を教えて!
「ハンドウイルカ」を描く5つのポイント
1. メロン(おでこ)は前に向かって丸く張り出す

メロンは頭蓋骨(要は頭の部分)の上に乗る脂肪の塊です。
前に向かってぷっくり張り出す曲線を一本引くだけで、一気にイルカらしくなります。
触ったらぷるんぷるんする部分
2. 噴気孔(鼻)は頭のてっぺんにある

一応、イルカは「哺乳類」です
くちばしの先に鼻を描く人も多いですね。過去の作品もそうでした(Re:ブランディングしてから知りました)
イルカの鼻(噴気孔)はもっと後ろ、頭のてっぺんにあります。
水面に出るとき、あの頂点だけをひょっこり出して息をすあの場所です。
よくそこから音や噴気するんです
そっとくぼみを入れると、「イルカのことわかってるやん!」って思ってもらえるようになります。
ジョニオ店長違いを見せたげよ!
3. 3つの鰭(ひれ)を正しい位置に置けばイルカになる

3つの「ひれ」というのは
- 胸びれ(人でいうと手に当たる場所)
- 背びれ(背中に伸びているもの)
- 尾びれ(人でいうと足に当たる場所)
この3点のバランスが決まれば、シルエットが一気にイルカらしくなります。
・胸びれ → 噴気孔(鼻)の少し後ろ、下のほうにある
・背びれ → 体の中央より少し後ろにある。
・尾びれ → 体の末端に水平に。
シートに描かれてる部分です
4. 尾びれは水平に広がり、縦(上下)に振る

イルカは哺乳類なので、脊椎が上下に曲がります。その構造で尾びれは水平になっています。
合言葉は「水平に置く」
ジョニオ店長縦にかくと魚になるでー(サメとか)
下敷きを上下に仰ぐようなイメージをすれば、描きやすくなります♪
5. 口の後端(こうたん)と胸びれの付け根は同じ高さでつながる

骨格のライン上、あごの終端(こうたん)と胸びれの付け根がつながっています。
口角を描けば、胸びれの位置が自然に決まる。ここを合わせるだけでバランスが取れます。
また、口角を少し上げれば、かわいいイルカが出来上がります♪
にっこりしているとかわいくなりますwww
実際に描いてみよう!もう迷わない4ステップで紹介します
ここからは、実際に絵を描きながら解説していきます。
イルカちゃんはiPadの「Procreate(プロクリエイト)」を使っています。
1.アタリ(イルカの骨格)を書く

人によっては書かない人もいますが
ちょっとでも素敵なイルカを描きたい人にはおすすめです♪
絵を描くとき、いきなり細部から描き始めると全体のバランスが崩れます。
まず「アタリ」と呼ばれる骨格のあたりをざっくり置くことが大切です。
どのようにアタリを取ればいいか。
イルカの骨格標本を見ていただくと一番わかりやすいです。
イルカの骨格標本は、水族館や博物館に実物があります。
行くのめんどくさい場合は、ネットでも検索で出てきます♪
骨格を見ると、体の大部分を占める背骨のラインがどうなっているのか?そこから伸びる胸びれの骨、頭蓋骨の形など、これらが「どこに何を置けばいいか」を教えてくれます。
中心部分がわかっていれば、そこに肉付けしていく感じです。
2.アタリから肉付けする

アタリ(骨格)ができたら、そこに肉付けをしていきます。
このとき大事なのが、きれいな線を決めること。
もちろん、一発で書かなくても大丈夫です♪
きれいな線が見つかったら、その線に沿って肉付けしていきます。
3.目・口・尾びれなど細かい装飾をする
全体の形が決まったら、細部を描き込んでいきます。
- 目は口角のすぐ後ろ上に、小さく
- 噴気孔はおでこの一番高いところを少し開けるか、くぼみを入れる
- 口角から胸びれへのラインを意識して整える
- 尾びれは水平に広がる形で仕上げる
目も丸じゃなく、少しツリ目とか白い点を入れたりするのも良いですよ♪
4. 色をつける

最後に色を入れます。
実物のハンドウイルカはグレー(紺色)で、可愛く仕上げたいときは水色や青にしてもいいと思います。
また、腹面は明るい灰色で、腹面に向かって明るいグレーを入れると立体的になることもあります。
グレーでも、個体によって濃さが違う場合があります。
色と模様を変えると、別の種類のイルカになる


胸びれとお腹の境界に灰色の帯状の模様があれば「ミナミハンドウイルカ」になることもあります。
また、薄いピンクに塗るとアルビノ個体(先天性白皮症)になったりします。
ジョニオ店長好きな色塗ったらええんやで
「絵は壊滅的」な人たちがイルカを描いたら、どうなったか
このシートを試してもらうにあたって、まずコミュニティに声をかけました。
集まってくれたのは、ほぼ数人が「絵は壊滅的」「絵心ない」と言っていた人たちです。
シャックなかま。。。
お願いしたのはふたつだけ。
その結果がこちらです。





イラストを描いてくださった方から、掲載の許可をいただいています。
最終的には「イルカ」になったんです
このシートはそれを証明したくて作りました。
そしてもうひとつ、大切にしたかったことがあります。
「絵を描く」ことに怯えたり、自信をなくしたりしなくていい。
「絵を描く」ことを楽しんでくれたら嬉しい♪
それがこのシートのもうひとつの目的です。
私(イルカちゃん)は、生物科学者でも水族館・博物館の関係者でもありません。
生まれも育ちも「海」や「動物」に特別な縁があったわけでもない。
そんな私がこの場で発表できることを考えたとき、これまでやってきたイラストの発表をしようと思いました。
「ガクモンとエンタメ」というテーマで、自分が積み上げてきた知識をエンターテイメントとして届けるなら
その答えが、このシート一枚でした。
博物ふぇすてぃばる!12 の当日、このシートを手に取った人が「描けた」と思える瞬間を作りたいと思っています。
皆様もぜひ描いてみてください。
そして描けたら「 #ハンドウイルカを描いてみた」で、SNSに投稿してください。
最後に、シャチの「シャック」の紹介

もともと、ブラックな環境で社畜(シャチ)していましたが、たまたま須磨シーワールドに遊びに来てた ジョニオ店長に会って、自分(シャチ)らしさを取り戻しています。
仕上がってませんが、よろしくお願いいたします
※仕上がってるシャチはいますが
KinkadesignのSNSやブログに登場予定です。
みなさま、暖かく見守っていただけたら幸いです。



